気軽に楽しめるカルチャーフェス「GREENROOM FESTIVAL」の魅力とは?
横浜・みなとみらいのシンボルとして親しまれている<赤レンガ倉庫>。
ここを舞台に開催される「グリーンルームフェスティバル」(以降グリーンルームフェス)が、いよいよ来週末に迫りました。
夏の本格的なフェスシーズンを先取りするように毎年5月に開催されてきたこの都市型フェスも、今年で13年目に突入。「Save The Beach、Save The Ocean」という確固たるメッセージを軸に、今年もビーチカルチャーやサーフカルチャーの面白さを存分に伝えてくれるはずです。
私は横浜出身なのですが、昨年初めてグリーンルームフェスに足を運びました。その際に感じたことは、『なぜもっと早く来なかったのか!』ということ。
今回は、私が感じたグリーンルームフェスの魅力について書いていきます。
明確なコンセプトが生み出すフェスとしての一体感
「年々減少しているビーチを守る」「ビーチカルチャーやサーフカルチャーを伝える」
グリーンルームフェスが掲げるこのコンセプトは、会場に一歩足を踏み入れれば誰もが感じることができます。メインコンテンツである音楽ライブ、アート展示、映像作品の上映だけでなく、入場ゲート前を大いに賑わせている出店エリアや、会場の至るところに散りばめられている装飾なども含めて、イベント全体を丁寧にコーディネートしているのが印象的です。
さらに、港町・横浜ならではのロケーションを最大限に活かしていることも、グリーンルームフェスのポイント。特に、みなとみらい地区を周航するクルーズ船の上でDJプレイを楽しめる“PARADISE SHIP”は、他のフェスではなかなか味わえない贅沢な音楽体験だと言えます。
国内外のバラエティ豊かなサウンドに酔いしれる
グリーンルームフェスのライブステージで鳴らされるのは、サーフミュージックの系譜に連なる音楽だけではありません。ポップス、R&B/ソウル、ジャズ、ファンク、レゲエなど、実に幅広いジャンルのアーティストが毎年ラインナップされています。
また、メジャーシーンで活躍するベテラン勢から次世代を担う若手まで、オーディエンスの層を限定しない組み合わせになっているので、普段は聴かないタイプの音楽に触れられる楽しさもあります。
今年も国内外のバラエティ豊かなアーティストが名を連ねており、両日ともに見逃せません。
メインステージとなる“GOOD WAVE”のトリを務めるマイケル・フランティ&スピアヘッド(20日出演)とトータス(21日出演)、インストファンクバンドの世界最高峰ザ・ニュー・マスターサウンズ、日本からは2年連続の出演となるサチモスやヨギー・ニュー・ウェーブス、奥田民生や田島貴男などのベテラン勢など、一言では語れない、いや語るのがもったいないほど濃すぎるメンツです。
詳しくはグリーンルームフェスの公式サイトをチェックしてみてください。
ビーチカルチャーの魅力を気軽に感じられる
『今年初めてグリーンルームフェスに行きます!』という方にとって、来場者やイベント全体の雰囲気はけっこう気になるはず。Web上にもその点に関する情報はたくさん出ていますが、グリーンルームフェスはアットホームでピースフルな雰囲気というのは正解です。
海に面した開放的なロケーションということもあってか、来場者はみな思い思いの楽しみ方で自由に過ごしています。子供連れで遊びに来ている風景を多く見かけるのも、「グリーンルームフェスが気軽に楽しめるイベント」であることの何よりの証かもしれません。
赤レンガ倉庫1号館と2号館の間で展開される出店エリアや、MARINE & WALK YOKOHAMAに立てられるDJステージ“PORT LOUNGE”などは、チケットがなくても入ることができます。そのため、散歩やデートコースの一部としてふらっと立ち寄るのもオススメです。
音楽やアートにどっぷり浸かるのもよし、横浜観光がてらにサクッと楽しむのもよし。ビーチカルチャーやサーフカルチャーの面白さを、ぜひこの機会に体感してみてはいかがでしょうか。
来週末は、グリーンルームフェスで素敵な時間を。